Big Bear is watching you!管理社会を批判したMuse “Uprising” のPVに巨大テディベアが出現

今回紹介するミュージックビデオは、Muse(ミューズ)の “Uprising”

イギリスの超人気ロックバンドのPVに、巨大テディベアが登場。

歌詞やCDジャケットを調べてみると、あの傑作小説とも深〜い関係があるようです!

ミュージックビデオの紹介

まずは、ミュージックビデオをどうぞ↓

巨大テディベアが町を襲う!

Uprising

舞台は、プラスチックで出来たミニチュアの町。

荒廃した町並みは物寂しく、住民たちもまばら。そんな町中を、バンドメンバーを乗せたトラックが駆け抜けてゆく。

ショーウィンドウ内のテレビに映し出されるのは、悪い顔をしたテディベアばかり。

Uprising

人々の不満は次第に募り、ついに怒りを爆発させた住民たちはテディベアを燃やし始める。

しかし、突如地面から巨大なテディベアが出現し、町を次々に破壊。果たして、暴走するテディベアの運命はいかに?!

テディベアが象徴するものとは?

Uprising

かわいいテディベアが燃やされたり、巨大テディベアが町を破壊したり・・と、なんだか物々しい雰囲気のミュージックビデオでしたね。

どうして、このPVではテディベアが悪者のように描かれているかが気になるところ・・。

その答えを探るべく、歌詞を振り返ってみたいと思います!

まず、曲名の “Uprising” からもわかるように、この曲のテーマは「暴動」

歌詞の内容は、マスメディアや政府に管理された情報社会への批判と、それに疑うことなくどっぷり浸かっている人達への危機感を表しています↓

Paranoia is in bloom
(パラノイアが蔓延り)

The PR transmissions will resume
(メディアが再び力を取り戻している)

They’ll try to push drugs that keep us all dumbed down
(ヤツらは人々を何も考えられないようにさせて)

And hope that we will never see the truth around
(真相がバレないことを望んでいる)

フェイクニュースや偏向報道で、真実が見えにくくなっている現代社会に、警鐘を鳴らしているのでしょうか。

さらに、サビの部分では「そんな世の中でホントにいいの(´・(エ)・`)?」という強いメッセージが込められています↓

They will not force us, they will stop degrading us
(強制なんかされない 堕落なんてしない)

They will not control us, we will be victorious
(操られたりなんかしない 我々が勝利を勝ち取るんだ)

So come on!
(やったるぜ!)

なるほど。歌詞の内容がわかると、PVのストーリーもわかってきました!

どうやら、「巨大テディベア」は政府やマスコミといった「大きな力」を表し、「テディベアを燃やす行為」はそれらに立ち向かう人たちの「暴動」を描いていたようです。

うーーん、なんだかジョージ・オーウェルの『1984年』を彷彿とさせる内容だと思いませんでしたか?

もしかして、あの巨大テディベアは「B・B(ビッグ・ブラザー)」ならぬ「B・B(ビッグ・ベアー)」だったってこと?!

何はともあれ「ビッグ・ベアーになら全てを任せてしまいたい・・」と思ってしまう、くま狂の私なのでしたヽ(´@(エ)@`)ノ

ちなみに、全体主義を描いた傑作SF小説『1984年』は超おすすめの一冊です↓

動物農場ならぬテディベア農場

シリアスな内容のPVとは打って変わって、シングル版のCDジャケットはなんとも可愛い仕上がりになっています。

そのジャケ写がコチラ↓

キャ、キャワイイ!!(ノ´♡(エ)♡`)ノ

なんと、無数のくまちゃん達が地面に埋まっています!

裏面はこちら↓

曲名の “Uprising(=暴動)”とは程遠い静けさを醸し出していますね。

そして、7inchアナログ盤のジャケットがコチラ↓
muse, uprising
イラストで描かれたテディベア畑。何やら怪しい人影が見えますが・・。

裏面はこちら↓

くま、大豊作ですね!

どちらもとってもかわいいジャケ写なんですが、私にはこれもジョージ・オーウェルの『動物農場』を暗喩しているように思えて仕方ありません。

まさに「動物農場」ならぬ「テディベア農場」!!

無表情で全員が同じ方向を向いている無数のテディベアたちが「混沌としたディストピア」を表現しているのかもしれませんね。

ただ、皮肉なことにくま好きの私にとっては、ディストピアというより「もふもふユートピア」に見えてしまうのが難点・・(笑)

一度でいいから、こんなテディベア畑に行ってみたい!

全体主義批判を寓話的に描いた『動物農場』も、『1984年』に並ぶオーウェルの名作なのでオススメです↓

MUSEってどんなバンド?

圧倒的サウンドを誇る3ピースバンド

Muse, ミューズ
画像出典:NME JAPAN

Muse(ミューズ)は、イギリス出身の超人気ロックバンド。全世界で1500万枚以上のセールスを誇り、グラミー賞受賞の経歴もある実力派です。

その壮大で陰鬱な世界観と、3ピースとは思えない大迫力のサウンドは必聴!

最近では、お笑い芸人の鉄拳とタッグを組んで、ミュージックビデオを作成したことでも話題になりました↓


鉄拳が描く優しいタッチのパラパラ漫画で、戦争の悲惨さと平和を訴えた一曲。

ちなみに、ボーカルのマシュー・ベラミー(写真中央)は、ギターもピアノも弾ける多彩なフロントマンで有名。

見た目はパッとしませんが(失礼)、豪快なギタープレイと繊細なピアノソロで見せるギャップに魅了される女子も多いのでは?!

まとめ

いかがでしたでしょうか。
「大きな力」をかわいいテディベアで表現することで、メッセージ性だけでなくエンターテイメントとしても楽しめる秀逸なミュージックビデオでした。

また、Museは音源も素晴らしいですが、なんといってもライブパフォーマンスが魅力的!フェスなどで来日した際は、ぜひ足を運んでみてください♪

以上、Muse “Uprising”のご紹介でした(´・(エ)・`)

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