くまのマスクをかぶった謎の3人組『Teddybears(テディベアーズ)』。
険しい目つきに鋭い牙、黒いスーツに身を包んだ姿は、そのかわいい名前からまったく想像がつきません。
この怪しいくまの集団、実は世界で活躍する人気ロックバンド。
ただの色物バンドと侮るなかれ。楽曲もミュージックビデオも、かなりレベルが高い実力派アーティストなんです!
今回は、くまの被り物ロックバンド『Teddybears(テディベアーズ)』を紹介します(`・(エ)・´)ゝ
『Teddybears』とは?
北欧発の3人組ロックバンド
画像出典:Facebook
『Teddybears(テディベアーズ)』とは、1991年に結成されたスウェーデンの3人組ロックバンド。
メンバーはこの3人↓
- Patrik Arve(パトリック・アルヴェ) … ボーカル、リードギター
- Joakim Åhlund(ヨアキム・アーランド)… ドラム
- Klas Åhlund(クラス・アーランド)… ギター
バンド結成のきっかけは、ストックホルムのアートスクールでパトリックとヨアキムが出会ったのが始まり。
その後、ヨアキムの実弟・クラスがバンドに加入し、1993年「Teddybears Sthlm」名義で1stアルバム『You Are Teddybears』をリリース。
2006年には、バンド名を現在の「Teddybears」に改名。今も現役バリバリで活動している実力派バンドです。
ちなみに、メンバーは顔出しNGというワケではなく、普通に素性を明かしています↓
画像出典:doc lounge.
左から、パトリック(Vo.)、ヨアキム(Dr.)、クラス(Gt.)。
くまのマスクをかぶり始めたのは「Teddybears」に改名した2006年以降からだそう。それ以前は、素顔でバンド活動をしていました。
こちらが、実物のくまのマスク↓
画像出典:Facebook
中に固定用のベルトが付いているんですね〜。意外と軽そうな素材を使っていて安心しました(笑)
・・とはいえ、すでに50歳を超えているテディベアーズのメンバー。
マスクを付けながらのパフォーマンスは、端から見ていても結構つらそうです。。
バンドの特徴は?
画像出典:Facebook
恐ろしい熊のマスクを付けたテディベアーズ。
その奇抜な見た目から、ただのふざけた色物ロックバンドと思われがちですが・・侮るなかれ。
ロック、パンク、エレクトロニカ、ヒップホップ、ダンス、レゲエなど、幅広いジャンルを取り入れたユニークなサウンドは必聴もの!
日本では知名度が低いですが、海外では映画やドラマ・CMの挿入歌として引っ張りだこの楽曲ばかりなんです。
そんなテディベアーズの代表曲を少しだけ紹介していきましょう。
まずは、Iggy Pop(イギー・ポップ)とコラボした話題の一曲↓
キャデラックのコーマシャルにも起用された、キャッチーなロックチューン。
こちらは、Teddybears Sthlm時代の代表曲↓
シンプルなサウンドに軽快なラップを乗せたダンス・ポップ。この曲は、タイのコカコーラのCMで使用されていました。
先ほどの2曲とはガラッと雰囲気が変わったピコピコサウンド↓
ケミカルブラザーズっぽいテクノポップ。この曲も、カナダの携帯会社のコマーシャルに使われていました。
・・いかがでしたでしょうか。
ロックからエレクトロニカまで、どんなジャンルの曲も全てキャッチーに仕上げてしまうのがテディベアーズの魅力!
見掛け倒しのバンドかと思いきや(失礼)、結構いい仕事をするクマ集団なのでした(`・(エ)・´)
名前の由来は?
『Teddybears(テディベアーズ)』というバンド名の由来は、アメリカのポップグループ The Teddy Bears(ザ・テディ・ベアーズ)にインスパイアされて付けたそう。
ザ・テディ・ベアーズといえば、ビートルズの『Let It Be』(’70) などを手がけた名プロデューサー Phill Specter(フィル・スペクター)が1958年に結成したポップバンドです。
ザ・テディ・ベアーズの写真はこちら↓
画像出典:Wikipedia
ちなみに、テディベアーズがザ・テディ・ベアーズをオマージュしている写真なんかもあります(名前がややこしいな・・)↓
画像出典:Facebook
構図もアングルもまったく同じ!これは、確実に狙って撮っていますね。
あの人気バンドも兼任
テディベアーズのドラムを担当しているヨアキム・アーランドは、スウェーデンのロックバンド Caesars(シーザーズ)のギタリストとしても有名。
シーザーズといえば、iPodのCMで使用された “Jerk It Out” で一躍に有名になった人気バンド。
みなさんも、一度は聴いたことがあるかもしれません↓
いや〜〜、めちゃめちゃ懐かしいですね!もう十数年前の曲になるのかぁ・・(遠い目)
おそらく、日本ではテディベアーズよりもシーザーズの方が有名だったのではないでしょうか。
ちなみに、ヨアキムの弟クラス・アーランド(テディベアーズのギタリスト)も、シーザーズのプロデュース業に関わっていたそう。
このアーランド兄弟、仲が良すぎやしませんかね(笑)
くま出演PVの紹介
ここでは、くまが出演しているテディベアーズのミュージックビデオをご紹介!
映像の細部にまでこだわった、くま愛たっぷりのPVをご堪能あれ(`・(エ)・´)ゝ
“What’s Your Problem? (ft. Baby Trish)”
Major Lazerを彷彿とさせるような、アゲアゲEDM。
特に何をするでもなく突っ立っているクマさんたちがシュールです。
目が赤く光っているのがちょっと怖い・・。
“Cobrastyle (feat. Mad Cobra)”
くまのロックバンドに密着したドキュメント仕立てのPV。
ファットボーイスリム感あるノリノリダンスチューンがかっこいい!
よく見ると、鮭の缶詰やくまボトルのハチミツなど、小道具もしっかり作り込んであります。
途中に出てくるクマのテレビゲームが面白そう!こんなゲームが本当にあったら即買いですね。
“Cho Cha (ft. Cee Lo & B52’s)”
ついつい見入ってしまうサスペンス調のPV。曲とピッタリ合った映像が素晴らしいです。
歯が生えた不気味なくまのぬいぐるみも、どこか可愛いらしく見えてしまう不思議・・(笑)
最後のオチまでたっぷり楽しめちゃう、秀逸なミュージックビデオでした!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
その怖い見た目から「バリバリのギターロック!」というイメージが強かったのですが、いざ曲を聴いてみるとその多彩でボーダーレスな音楽性にびっくり。
こんなにキャッチーで万人ウケしそうなバンドなのに、日本での知名度が低いのはとっても残念です・・(泣)
以上、くまの被り物ロックバンド『Teddybears(テディベアーズ)』のご紹介でした(´・(エ)・`)
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