現在、ヤングジャンプで絶賛連載中の大人気漫画『ゴールデンカムイ』。
北海道を舞台としたサバイバル漫画なのですが・・、実は作中にたくさんのヒグマが登場しているのをご存知でしょうか?!
今回は、漫画『ゴールデンカムイ』のあらすじ(※ネタバレなし)&魅力と、クマが登場する名シーン10選を紹介していきます(`・(エ)・´)ゝ
『ゴールデンカムイ』とは?
試される大地・北海道が舞台
『ゴールデンカムイ』とは、2014年から週刊ヤングジャンプにて連載しているサバイバルバトル漫画。
シリーズ累計800万部以上を突破し、第22回手塚治虫文化賞のマンガ大賞を受賞した大人気コミックです。
大まかなあらすじは、こんな感じ↓
舞台は、明治時代後期の北海道。「不死身の杉元」の異名を持つ日露戦争の元兵士・杉元は、ある目的のために大金が必要であった。
網走監獄の死刑囚が隠したといわれる莫大な金塊の噂を耳にした杉元は、アイヌの少女・アシリパと一緒に、一攫千金を目指し北海道の大地を冒険する─。
なんとも壮大なストーリーですが、その濃ゆ〜い内容に負けないキャラクターにもご注目。
こちらが、主人公の杉元佐一(すぎもと さいち)↓
顔に傷がある男前。「不死身の杉元」と呼ばれるだけあって、かなりしぶとい男です。
その相棒・アシリパさん↓
アイヌ衣装を纏ったアイヌの少女。めちゃくちゃ強くてかわいい♡
作者は、北海道出身の漫画家・野田サトルさん。
ちなみに、ゴールデンカムイの主人公「杉元佐一」と言う名前は、作者の曽祖父の名前から取ったそうです。
2018年からはアニメも放映され、絶賛大ヒット中のゴールデンカムイ。
その人気は日本だけに止まらず、大英博物館の公式Twitterのトップ画にアシリパさんが選ばれるなど、海外でも注目の的となっています↓
画像出典:大英博物館の公式Twitter
※2019年に開催される「漫画展」のPRの一環のようです。
国内外で大旋風を巻き起こしている、ゴールデンカムイの今後の展開に目が離せません!
北海道の歴史やアイヌ文化を学ぶ
画像出典:『ゴールデンカムイ』 5巻 第46話
「金塊を探す旅」とだけ聞くと、よくある冒険漫画のように思うかもしれませんが、ゴールデンカムイの魅力はそれだけではありません。
北海道の動植物や歴史、アイヌの文化・風習・料理・狩猟方法など・・北海道の知識が満載!
特に、アイヌの少女・アシリパさんが調理するアイヌグルメは必見。
鮭や鹿はもちろん、リス、カワウソ、オオワシ、フクロウ、シャチ・・といった珍しい動物までどんどん食べ尽くしていきます。
ほぼ毎回、獲物の脳みそを食べさせられる主人公たち↓
画像出典:『ゴールデンカムイ』 3巻 第25話
表情からどんな味か想像できますね。。(※脳みその描写はモザイク加工しています)
食べ物の描写も非常に巧いので、だんだんアイヌグルメが食べたくなってきちゃう不思議…。
そして、読んだあとは絶対「ヒンナ」と「チタタプ」が言いたくなるはず(笑)
その他にも、ぶっ飛んだストーリー設定や個性的な登場人物、パロディネタも満載。
残酷なシーンも結構あるのですが、ギャグ要素が多いので飽きることなく読み進められます。
とにかく、読んでいるだけで北海道の歴史やアイヌ文化を楽しく学べちゃうこの漫画。
1巻読めば、絶対に次も読みたくなること間違いなしです!
クマの名シーン TOP10
ここまで、ゴールデンカムイのあらすじや魅力についてお話しましたが・・。
当ブログが注目したいのは、なんと言ってもこの漫画に数多く登場するバラエティ豊かなクマ(ヒグマ)たち!!
第二の主人公と言っても過言ではないほど、ゴールデンカムイではヒグマが重要な役割を担っているんです。
そこで!くまと聞いては黙っていられないくま好きの私が、完全なる独断と偏見で選ぶ、ゴールデンカムイに登場するクマの名シーン10選を紹介したいと思います(`・(エ)・´)ゝ
第10位 初登場を飾ったヒグマの赤ちゃん
画像出典:『ゴールデンカムイ』1巻 第1話
第1話に登場したヒグマの赤ちゃん。
ゴールデンカムイで、一番最初に登場するクマはなんと子グマ!
何かに怯えるような不安そうな表情が印象的です。
記念すべき第1話のヒグマだけあって、中々感慨深いものがありますね。
ちなみに、そのあと親グマも登場↓
画像出典:『ゴールデンカムイ』1巻 第1話
成獣としては初登場のヒグマ。すごい迫力です。
第9位 ベルトにビビるヒグマ
画像出典:『ゴールデンカムイ』7巻 第65話
ベルトをヘビと勘違いして驚くヒグマ。
ベルトを見てビビるヒグマの表情が、とても人間味に溢れていて良い味出しています。
「バヒィッ」という鳴き声もユニークです(笑)
とはいえ「熊はヘビが嫌い」という言い伝え自体は根拠がないようなので、あまり真似はしない方が無難かもしれません!
第8位 江渡貝くん扮するシロクマ
画像出典:『ゴールデンカムイ』8巻 第78話
剥製師・江渡貝くんがシロクマの着ぐるみ(剥製)を着て走る姿。
ほぼヒグマしか登場しないゴールデンカムイですが、シロクマも剥製の姿で登場。
「ヒグマ以外のクマで珍しい」という観点からランクインしてみました。(あと、江渡貝くんのキャラも光っていて好きです笑。)
ちなみに、江渡貝くんはこの小さいシロクマさんを着ています↓
画像出典:『ゴールデンカムイ』8巻 第78話
哀愁漂う座り方ですね。
ところで、この江渡貝くんの話は夕張での出来事なんですが・・。
「夕張」「剥製」と聞いて、石炭博物館にあった『知られざる世界の動物館』を思い出したのは私だけでしょうか。(同じ世代の道民ならわかってくれるはず・・笑)
第7位 白石の頭を噛むヒグマの赤ちゃん
画像出典:『ゴールデンカムイ』4巻 第30話
脱獄王・白石由竹の頭をかじるヒグマの赤ちゃん。
鋭い爪でしっかり頭を掴む姿は、さすがヒグマといったところ。
一心不乱に頭を見つめるその瞳は、完全に白石のことを獲物と捉えています。
ちなみにこの白石は、今までオオカミ・犬・オオワシ・タヌキ・トナカイなど・・色んな動物に頭を噛まれています(笑)
個人的には、白石のキャラも面白くて好きですね!
第6位 母グマを殺されたヒグマの赤ちゃん
画像出典:『ゴールデンカムイ』2巻 第10話
主人公・杉元に抱っこされるヒグマの赤ちゃん。
実はこの子グマ、目の前で自分の母グマが殺されるのを目撃しています。
そんな悲しい状況でも、しっかりと前を見据える子グマの表情がかわいくも切ない・・そんな印象的なシーンでした。
画像出典:『ゴールデンカムイ』2巻 第10話
まっすぐな瞳がヒグマのたくましさを表しています。
寝顔もどこか儚げなヒグマの赤ちゃん↓
画像出典:『ゴールデンカムイ』2巻 第14話
母グマの夢でも見ているんでしょうか・・(´T(エ)T`)
第5位 「ブブブ…」と鳴くヒグマの赤ちゃん
画像出典:『ゴールデンカムイ』2巻 第11話
「ブブブ…」と鳴くヒグマの赤ちゃん。
まず、コートの中にクマの赤ちゃんがいるというシチュエーションがかわいいです。
そして「ブブブブブ…」という謎の鳴き声。か、かわいすぎか…(´♡(エ)♡`)
ヒグマの赤ちゃんの鳴き声を聞いたことがないのですが、本当にこんな風に鳴くんでしょうかね〜。
杉元に抱えられながら「ブブブブ…」↓
画像出典:『ゴールデンカムイ』2巻 第11話
子グマといえど、さすがはヒグマの赤ちゃん。抱っこされていても貫禄があります。
第4位 アイヌの子供と戯れる子グマ
画像出典:『ゴールデンカムイ』6巻 第50話
アイヌの子供たちと戯れる子グマ。
くま好きでないと見落としてしまいそうな何気ないシーンばかりですが、子グマの可愛らしさがきちんと描かれているところに感動。
たとえ小さなコマでも、くまの描写に抜かりない野田先生。素晴らしいですね!!
こちらは、おもらししてしまった子供との一コマ↓
画像出典:『ゴールデンカムイ』2巻 第14話
おもらしを見つめる神妙な顔つきがたまりません!笑
第3位 姉畑支遁が憧れるヒグマ
画像出典:『ゴールデンカムイ』11巻 第110話
動物に恋する学者・姉畑支遁が憧れるヒグマ。
毛の一本一本まで繊細に描かれた大迫力の体格と、少し憂いを帯びた表情がこれまた素晴らしい作画。
色んなヒグマの成獣が出てきますが、このクマの作画が個人的に一番好きです。
そういえば、のぼりべつクマ牧場に行ったときも、こんな感じのクマさんがたくさんいました。
作者の野田サトル先生も、実際にのぼりべつクマ牧場を訪れて作画の参考にしているそうですよ。(※野田サトルのブログ参照)
第2位 牛山に投げられるヒグマ
画像出典:『ゴールデンカムイ』9巻 第90話
武闘家・牛山に背負い投げされるヒグマ。
ゴロンゴロンと一直線に転げ落ちるコミカルな動きと、野生らしさを失わない鋭い瞳との対比が面白いです。
特に、このシーンは秀逸↓
画像出典:『ゴールデンカムイ』9巻 第90話
「ボォン」という効果音がピッタリなシチュエーション。
おそらく、一時期話題になったこの画像のパロディだと思いますが・・↓
画像出典:HUFFPOST
くま好きのツボを見事に抑えたシーンでした。
第1位 インカラマッを囲むヒグマたち
画像出典:『ゴールデンカムイ』13巻 第122話
アイヌの占い師・インカラマッを囲む何頭ものヒグマたち。
このコマだけで、なんと12頭ものヒグマが描かれている圧巻のシーン。
色んな角度からのヒグマが描かれた秀逸な構図と、一頭一頭の表情にも注目です。
下2枚の写真は、見開きで描かれています↓
画像出典:『ゴールデンカムイ』13巻 第122話
なんてダンディなヒグマ!!
画像出典:『ゴールデンカムイ』13巻 第122話
柔らかいヒグマの表情が印象的です。
こんなにたくさんのヒグマ・・は怖いですが、テディベアになら囲まれてみたいものですね〜〜ヽ(´♡(エ)♡`)ノ
そんなくま好きの願望から、第1位にさせて頂きました!!
・・と、完全に個人的な嗜好のランキングになってしまいましたが(笑)
ゴールデンカムイに登場するくまの魅力が少しでも伝わりましたでしょうか??
(※コミックスではもっとたくさんヒグマのシーンがあるのですが、結構エグい作画も多いのでそこらへんは自粛させて頂きました。)
「もっともっと大迫力のクマを見たーい!!」という方は、ぜひゴールデンカムイを読んでみてください!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
北海道出身の私にとって、「北海道」「アイヌ」「ヒグマ」を題材にしているゴールデンカムイは本っっ当に面白いヽ(´>(エ)<`)ノ
久しぶりに「集めて読んでみたいっ!」と思わされるような漫画でした。
生き生きと描かれている大迫力のヒグマの姿に、毎回ワクワクドキドキすること間違いなし。
くま好きのみなさん、騙されたと思ってぜひ一度読んでみてください♪
以上、漫画『ゴールデンカムイ』のあらすじ&魅力と、クマが登場する名シーン10選のご紹介でした(´・(エ)・`)
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